岩手山南麓の温泉
 岩手山南麓
 岩手山噴火予知連絡会によって、近隣各戸に防災ハザードマップが配付さ れています。盛岡のうちでももらっちゃった。。。喜んでいる場合だろうか。。 岩手山の水蒸気噴火では、史上最大規模になるという。。。  現在は火山性地震もおさまっていますし、登山もできます。 1998年9月3日午後4時58分の地震は、火山性ではなく、活断層が原因だそうです。 岩手山南麓 ◎盛岡と秋田を結ぶ国道46号線から岩手山の方に入ったあたりの温泉を紹介しま  す。小岩井農場に行くために「つなぎ十文字」という交差点を右折、北上しま  す。ここをもし左折すると、つなぎ温泉です。
滝沢村のホームページ 雫石町のホームページ
●お山の湯(滝沢・相の沢温泉)  場 所:岩手郡滝沢村鵜飼字安達114番3地内      小岩井農場を過ぎてどんどん登ると、左側に看板が見えます。もし通り      過ぎれば、相の沢キャンプ場になります。その先は、岩手高原スキー場      があり、突き当たりが網張温泉です。  連絡先:温泉)019-680-2588 滝沢村役場福祉課)019-684-2111(代)  泉 質:ナトリウムー塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)  内 容:大浴場、露天風呂(男女各1)、大広間(休憩所)  料 金:大人500円、小人300円。村民は300円、100円、幼稚園児まではただ。      (4-10月10:00-21:00, 12-3月10:00-19:00, 毎月第4火曜定休)  特 徴:すぐ近くに鞍掛山があり、相の沢キャンプ場がある。  感 想:お湯は無色のような、ちょっと緑がかった色。露天風呂の方は、なぜ      か塩素臭かった。つまりプールのような匂い。少し白っぽかった。      大浴場は8畳くらい、露天はちょっと細長い3畳くらい。景色は、      すぐ目の前が土止めで。その上にミズナラの林。山はその向こうに      あるのかないのか。お湯は43度に調節してあった。                         入湯日:1998.8.9 カジパ

●休暇村岩手山麓 本館(網張温泉、元湯新湯)  場 所:雫石町長山網張      バスが通っています。ただし、盛岡に帰る最終バスは4時頃です。      自家用車の場合、盛岡からは、3つのルートがあります。      1)国道46号線から繋十文字を北に曲り、小岩井農場を通り過ぎて        まっすぐ行く。      2)滝沢村役場の南から姥屋敷を通り、東日本リクリエーションセンター        脇を通り、お山の湯の所に出て、右折し、山を登る。      3)国道4号線滝沢分かれの先、ローソンの先を左折し、岩手山温泉前を        左折して行き、お山の湯の手前に出たら右折して山を登る。      ※2)3)は盛岡から45分で行けることがわかりました。      ※盛岡駅から小岩井を通って29分で行ったという噂を。。。(すげえ)  連絡先:019-693-2211  泉 質:単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)      源泉温度73℃、pH2.9、成分総含有量0.5379g/l。硫酸イオン187.5mg。      遊離二酸化炭素206.5mg。  内 容:2階には2つの男女別内風呂。「やすらぎの湯」「白泉の湯」      もう一つ宿泊者専用か、従業員専用の風呂があるらしい(未確認)。  料 金:大人600円、小人(小学生以上)300円。幼児は無料。(2014年)  特 徴:白濁というより、青みがかった半透明の白。(^^;      犬倉山で47メートルボーリングし、そこで沢水に当て(?)、2キロ下の      休暇村まで引いているのだそうです。  感 想:本館フロントで料金を支払い、奥に進み、階段を上がると、「やすらぎの      湯」があります。こっちは、内装がきれいなのですが、天井は低く、お湯      になんだかぬめりがあって、しかもべたべたしていました。宴会客などが      入って汚れている感じがしたので、すぐに出ました。      「白泉の湯」は、「やすらぎの湯」の先の廊下を左に曲がり、少し行った      先にあります。お風呂を出たところに、ちょっと休憩できる応接セットが      ありました。お風呂の中には、1間半くらいの半径の扇型の湯船があり、      天井は高く、男女の風呂の間に木の高い塀がありますが、上はつながって      いました。天井が高いということは、ほんとうに気持ちのいいものですね。      カランは11。うち5つにはシャワーが付いていました。石鹸とシャンプー      は備付けてありました。      腰かけは木製で、風情がありました。ただ、洗い場の床はレンガ風のタイ      ルなので、ここは木にしてほしいですね。      お湯は白濁ではなく、青みがかった半透明の白で、とてもきれいなお湯な      ので、飲んでみました。少し甘味がある、不思議な味でした。      行った日は10月16日(土)の夕方でしたが、夜になって小雨が降り始め、      雪になるかなと思ったら、やはり次の日は岩手山は初冠雪でした。昨年よ      り3日早いとのことでした。しかし、平年よりは遅いのです。      紅葉は、遅れ気味と聞いていましたが、網張のまわりは本格的な紅葉で、      しばらくそれを楽しみました。温泉に着く前に、少しだけ紅葉のトンネル      を通りましたが、感動しました。山はもちろんすでに赤く、すぐ目の前の      雫石もほんのりと赤く染まっていました。      盛岡から意外に短時間で着いてしまったので、また行きたいと思いますが、      今度はスタッドレスタイヤが必要かな?                         入湯日:1999.10.16 カジパ  感想2:今回は久しぶりに宿泊しました。      白泉の湯は、午後3時から宿泊者専用になり、やすらぎの湯?が午後5時      まで日帰り客を受け付けます。ただしこれは8月26日まで、とのこと。      それから、両方の湯から、石鹸が無くなっていました。(ボディシャンプー      とリンスインシャンプーはあります)シャワーも全部ついていたかな。      白泉の湯はまわりが木で天井が高い。やすらぎの湯はタイル張りで、天井      が低い。そういう感じで、お好きなほう、あるいは両方にどうぞ。                         入湯日:2001.7.30 カジパ  感想3:久しぶりにこのサイトを更新しようと思い、最初にかみさんが気に入って      いる網張温泉のことを書きます。。      名前も変わっているのでしょうか。「休暇村岩手網張温泉」になっていま      した。      実は私、4月に宿泊して、「Qカード」というのを作りました。それを利用      して、今回は+70ポイントでした。      さて、今は、昔から宿泊棟にある東館の「白泉(はくせん)の湯」と、      新しく西館の端っこにできた「見晴(みはらし)の湯」が日帰り入浴客の      入れるお風呂です。(宿泊客は知りません)      昔は、ロビーから階段を上がる途中に「やすらぎの湯」というのがありま      したが、今は跡形もありません。どこにいったのでしょう。      白泉の湯は42〜44℃。湯船の位置も洗い場の位置も変わりませんが、明るく      て、カランもすっかり最新のものに変わりました。風情が無くなって、ちょっ      と残念です。      その代わり、新しいお風呂として「見晴の湯」ができました。こちらは、      40〜42℃で、露天風呂があります。露天風呂からは乳頭山も望めます。大      きくて、ゆったりと入れるかもしれません。      少し画像を載せておきます。(更新しない間にデジカメを3台使いました。      そして今や、HDRだのダイナミックトーンとか、いろんな技術がスマホに      搭載されておりますので)      かみさんの誕生日を祝って、家族みんなが休暇が取れた祝日振替日に。                         入湯日:2014.11.24 カジパ      以下、2014年11月24日の写真を紹介しておきます。      
春子谷地からの岩手山
     網張スキー場ハウス
     網張温泉温泉成分表      
●休暇村岩手山麓 温泉館(網張温泉)  場 所:休暇村の本館(よりかなり手前。大きな道路から、右後ろに登っていく。      日帰り専用とか書いてあります。      盛岡からの自家用車での道順は、網張本館の方で紹介しています。      現在はやっていません。  連絡先:  泉 質:単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)      源泉温度73℃、pH2.9、成分総含有量0.5379g/l。硫酸イオン187.5mg。      遊離二酸化炭素206.5mg。  内 容:男女内風呂のみ。広さは4×2.5m。カランは6つ。      今は宿泊は扱っていません。  料 金:大人500円、小学生300円(10:00-19:00)  特 徴:湯船の湯は少しにごった薄緑。湯船の底から小さい硫黄の結晶が舞い上      がります。網張温泉の源泉はみんな同じです。  感 想:網張では、ここの泉質、風呂が一番いいと思います。      紅葉が盛りの岩手山麓。午後3時40分に盛岡を出、今回は滝沢分かれ      交差点過ぎから行きました。岩手山温泉のところを左折し、おやまの湯      の手前を右折する他はすべてまっすぐです。4時25分に着き、やはり      45分で行けることを確認しました。夕焼けの金色と岩手山の赤色、道      の両側のオレンジ色を楽しみながらのドライブでした。      駐車場からは広く雫石の街が見渡せます。ただ、駐車場では水たまりに      注意して下さい。ここから無料の露天風呂、仙女の湯に行く道がありま      すが、危険です。本館の玄関脇から行ってください。源泉に行く道もあ      りますが、たしか入山禁止では??(1時間くらい登るらしいけど)      玄関右側で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。受付で入浴券を買い、      そのまま進むと突き当たるので、左に曲がってすぐの階段を上ります。      さらに左に折れ、窓越しに紅葉を見ながらもう一度階段を上ります。      すると、右に、風呂の表示が見えます。      脱衣場はやや広く、のんびりできます。行ったときは夕方だったのです      が、ぼんぼりが1つ。これがまた風情をかもしだしています。高い天井      には木組みの枠があり、そこから落ち葉がときどき落ちてきます。      湯船の片隅にレンガで作った湯槽があり、2本のパイプからはお湯と水      が流れています。水のパイプは分岐して、湯船の方に伸びて蛇口がつけ      られています。お湯のパイプからは、直接お湯が飲めます。本館のお湯      よりちょっと鉄っぽい味がしました。水で薄めていないからかな?      お湯の温度は43度くらいでしょうか。ロビーで家族を待つ間、40分! まったく体が冷えませんでした。      とっても良いお湯でした。                         入湯日:1999.10.23 カジパ  情報  温泉館に登る道も閉鎖されています。すでに入湯は不可能になったよう      です。残念です。  情報2:未確認ですが、下の道路からちらっと見えたのは、温泉館のまわりに      足場が組まれていたことです。しかも新しい建物で。 再開かな?                             2001.7.31

●休暇村岩手山麓 仙女の湯(網張温泉)  場 所:国民休暇村玄関脇から徒歩10分。(清掃協力金100円が必要です)      温泉館側からは登りが急、下りも急。5分。(ただし大変危険通行止め)  連絡先:019-693-2211  泉 質:わかりませんでした。でも、本館とたぶん同じ。  内 容:混浴露天風呂だったのが、男女別に(以下参照)。脱衣場は2つ。  料 金:無料だったのが100円に。本館から下がる途中にさい銭箱がある。(笑)  特 徴:亀滝の落ちるそばにある。  感 想:7人はいるといっぱいでした。でも、久しぶりに硫黄たっぷりのお湯に      入って幸せです。お湯は熱くもぬるくもないのでした。しかし、あの      脱衣場とあのロケーションでは、女性が入るには相当勇気が必要だと      思います。遊歩道の真ん中にあり、しかも沢の下ですから、どちらの      遊歩道からでも、しかも遠くからでもまる見えです。そして、温泉に      入っている人は、脱衣場の方を見上げる形ですから。しかし、なんと      もないおじさん(自分ね)からしてみれば、とってもよいロケーショ      ンなのでした。上には滝、下には沢。      脱衣場は3畳位の箱で、扉はなく、出入り口は2つ。      上の方から見学するだけでもいいかと思います。夜は足下が危険です。                          1998.8.9(文責:カジパ)  感想2 なんと、湯船が2つになっていました。      これは、今年の4月からだそうです。ラジオと2リットルのお茶の入った      ペットボトル持参のおじさんに教えてもらいました。つまり、今までの湯      船から出るお湯を捨てないで、そのすぐ下の崖沿いに作ったもう一つの湯      船にお湯を導入しているのです。そのため、下の湯船はとても温いです。      今回は、木曜日の18時前から入浴しました。若いカップルを連れていった      のですが、彼らも入り、また、僕らの前には、子供連れの夫婦も入ってい      ました。あとでまた別の若いカップルが入ってきたので、いやあ、あれだ      け老若男女が入ると、露天風呂もなごやかでいいですね。すっかり長湯し      てしまいました。            1999.8.26(文責:カジパ)  情報  仙女の湯は、男女別になったようです。脱衣所も2つになり、2つの      湯船の間にも仕切ができたようです。それから、入湯協力金みたいな      ものもあって、任意ですが、お金を入れることもできる(入れなくても      いいようですが)のだそうです。  感想3:朝7時頃、娘を連れて入ってきました。      昔からあった脱衣場の壁の外にもう一つひさしをつけて、その下に板を      敷いて、男性用の脱衣場にしていました。つまり、女性は入口が一つで      周囲が壁、という環境で脱衣できます。男性は、男性用(混浴だった方)      の湯船の左脇(川側)を通って、滝側からその屋根の下にはいって脱衣      します。どちらも下は濡れているので、短パンか短いスカートが適当です。      お湯は、混浴だった湯船から引いて、女性用(下流側)の湯船に引いて      います。そして、その湯船のまわりには、よしず?がぐるっとかけてあ      り、中は見えないようになっています。ただし、これによって滝も見え      なければ、周囲も見えない作りになってしまいました。紅葉の時期に、      上にある木を眺めるくらいでしょうか。残念です。男性湯は開放です。      そうそう、やはりよしずには、一部を壊して穴が開いていました。どこ      にも心無いことをする人がいるものです。私は、娘と2人だけだったの      で、女性用にも入ってみました。やはりこちらはぬるいです。また、      男性用のほうにある加水する管は塞いでありました。男性はかなり熱い      のを我慢して入らなければなりません。      滝の下を女性用にしてよしずをかけ、男性はその上から亀滝を見るよう      にすればいいのにね。むずかしいかな?                          2001.7.31 カジパ  観想4: 網張温泉の本館に入ったあと、かみさんが露天に入りたいというので、      連れていった。家族3人、300円を、本館の柱に設置してある箱に入れ、      堂々と歩いていく。とても天気がよくて、盛岡市街もよく見えた。      本館裏山に少し登ったあと、滝に向けて急な坂を降りる。が、階段が      あるので、足元はそんなに危険ではない。露天風呂の目の前に来て、      小さな橋を渡ると、女性専用風呂への入口が開いている。ここからは      ちょっと覗けたりするので、目線に気をつけるものの、ばつが悪い。      男性は左に大きく回り、露天風呂(混浴?遮るもの無し)の向こう側に      回って脱衣場へと入る。が、この日は10人以上も入っていて、滝の      手前に服を脱いでそのまま入ってくる人もいた。       前回と気付かなかったが、お湯の配管(黒いゴムホース)が女性専用      露天風呂にも繋がっていたようで、そんなにぬるくはなかったらしい。      混浴のほうにある赤いバルブは、水の調節をしているようで、これは      滝つぼの脇からホースが伸びていた。       いずれにしても、良い天気で、滝の水量も適当。マイナスイオンが      たっぷりだ、と、誰かが気持ち良さそうにしゃべっていた。印象では、      以前来た時よりも女性専用風呂のしきいがすかすかなので、女性はバス      タオルを持って入ったほうが無難かもしれない。       ここは、川の水で上がり湯を使うが、そんなことはしない私たちは、      次の日まで硫黄臭い香りを周囲に振りまいていた。極楽極楽。。。                          2002.9.8 カジパ      

●ありね山荘(網張温泉 元湯新湯)(雫石町西山地区町民憩いの家)  場 所:〒020-0585 岩手郡雫石町大字長山第53地割字小松倉13-7      網張温泉から岩手山麓を下がります。一つは岩手高原スキー場から      ペンション村方面に行き、ぬくもりの里NUCの手前を右折して3キロ。      もう一つは網張温泉下から降りて2キロ。結局、網張スキー場の駐車      場のそばでした。盛岡ICから車で40分です。  連絡先:電話:019-693-3232  泉 質:単純酸性・硫黄温泉(硫化水素型)・低張性酸性高温泉      泉温は73℃。pH2.9 成分総計0.5379g/Kg  内 容:男女内風呂、露天風呂、サウナ(くろくらの湯とかまくらの湯)  料 金:雫石町民は大人400、小学生と70歳以上は200円。町民外はすべて500円      町民はありね山荘利用券を券売機に入れてお金を投入する。      (4-11月9:00-21:00、12-3月10:00-18:00。受付は1時間前)      毎月第1月曜休業  特 徴:お湯がきれい。露天風呂からのながめがいい。  感 想:シャワーはシャワーヘッドの青いボタンを押さえなければお湯が出ない      ことに気付くまで時間がかかりました。      景色は絶景です。雫石の町や、北上山地の山々が遠く眼下に見えます。      露天風呂の脇に立ってこれを眺めていると、自分が裸であることを忘れ、      思わず「うおーーーー」っと叫びたくなります。      あ、野生に戻ってしまうってことでしょうか。。(爆)      泉質は、網張温泉のお湯を引き湯しているようで、温泉成分表がまった      く同じです。そればかりか、網張温泉にあった表の下手なコピーが、そ      のまま張ってありました。      風呂は青白濁で、湯の華が舞っていません。しかし、自分の手や足が見      えないくらい濁っています。香りもけっこう強烈です。これはどうした      のかなあ。。      73℃というお湯を網張(休暇村)では沢水で薄めていますが、ここは      どこかに前槽を設けて、そこでお湯を冷すと同時に湯の華を沈殿させて      いるのかもしれません。ろ過かもしれませんが。だからこそ、より濃い、      きれいなお湯が出ているのかもしれません。      泉質はとってもすばらしいものでした。夜になっても私の体はまだ火薬      の匂いがしています。(笑)      奇しくも、かみさんと私は同じ感想を持っていました。      次は松川温泉に行きたいね。と。(^^)                             2000.8.5 入湯

●ぬくもりの里・NUC(ぬくもり温泉・ぬくもりの湯)  場 所:〒020-0585雫石町大字長山字岩手山7 雫石から玄武温泉を抜けて網張      に登る道沿い。(網張からも降りてこられます)  連絡先:019-693-3861  泉 質:単純泉(中性低張性温泉)含ラドン、pH6.9  泉 温:40度(気温2度)  内 容:大浴場、サウナ、露天風呂(男女各1)  料 金:大人500円、小人300円(11:00-19:00)  特 徴:岩手県医療局職員互助会福利厚生施設。バーベキューハウスあり。  感 想:透明な湯で、柔らかかった。露天風呂からはすぐ下に2面のテニスコー      トが見えた。その向こうの林が見おろせる高台にある。これは気持ち      いい。ロビーなどでくつろげる。    1998.8.9(文責:カジパ)

●ゆこたんの森 森の湯「南網張ありね温泉(ゆこたんノ湯)」  場 所:〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町大字長山第2地割字猫沢3-6 つなぎ十文字(小岩井やつなぎ温泉に行く国道46号線の交差点)を過ぎて      玄武温泉方面に右折し、玄武洞の手前を右に網張に向けて登っていきます。      2つほどカーブを曲がった右側の大きな建物です。盛岡ICから30分。  連絡先:tel:019-693-3600 fax:019-693-3535  泉 質:ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)      pH7.8 成分総計:1.5579g/kg  泉 温:87.7℃(気温2.9℃)  内 容:日替わり:1)ひのき風呂内湯(ゆこたんの湯)と同露天(正徳の湯)           2)岩風呂内湯(天ヶ湯)と同露天(きつねの湯たぬきの湯)  料 金:大人600円 小人(5才以上)300円(10:00〜20:00)  特 徴:平成11年2月オープン 植物画のギャラリー 木と土壁の懐かしい建物。  感 想:有給休暇をもらって通院した後、午後から行ってきました。(^^;      「ゆこたん」とは、どうやらYu Kotanらしく、ゆは湯、こたんはアイヌ語      のコタン(部落、住み家)の意味かなあと思ったりします。      つなぎ十文字をすぎると、そこはなんとなく秋田の香りがしました。もち      ろんまだ岩手なのですが、なぜでしょう。       標識に従って、玄武温泉・網張の方に曲がり、岩手山の岩手高原スキー      場と網張スキー場、そして左には世界アルペン会場となった雫石スキー場      を見ながら田園地帯を少しずつ登っていきました。道がだんだん狭くなり、      そこはかとなく硫黄の香りがしてきます。ここは、98年9月に活断層のず      れにより大きな地震があったところです。噴火の話題はもうほとんど聞か      れません。       やがて玄武温泉の町並みを、左に流れる葛根田川の大きな岩を見ながら      通り過ぎると、玄武洞手前で右に急坂を登る道が現れます。これが網張温      泉に続く道で、ここを曲がって最初の大きな建物が右手に見えてきます。       奥が宿泊施設のロビーですが、日帰り客用には、駐車場のすぐ上に入り      口があります。       長い廊下と階段を上がって、自動ドアを入ると下足場があります。靴を      下駄箱に入れて、木のカギを抜いて、入浴券を自動販売機で買ったあと、      重い、しかし動き始めると軽く動く格子のガラス戸(?)を開けると、床      にも天井にもふんだんに木が使われた広い部屋が目の前に広がります。し      かも壁は土壁(風)。レジの隣の格子戸を開けると長い廊下があり、その      奥にお風呂があります。       廊下の先を右に曲がると、ひのき風呂の「あねっこの湯」、そして、廊      下からもあねっこの湯からも行ける露天風呂の「正徳の湯」が奥にありま      す。先の分かれ道を左に曲がると、岩風呂の「天ヶの湯」と、そこから廊      下を通っていくらしい「きつねの湯たぬきの湯」(調整中で入れなかった      ので詳細は不明)があります。今日はあねっこの湯が男性用になっていま      した。       あねっこの湯は、広い脱衣場とひろい浴場を持ち、洗い場はとっても狭      いのですが、湯船の3カ所からお湯が湧いています。2面ガラス張りで、      外には林が見えます。隅のくぐり戸を抜けると、そこには露天風呂「正徳      の湯」があります。こちらの方が少し湯温が高く感じました。壁は、分厚      い板を上から落として、その枚数で高さが変えられる仕組みになっていま      した。今日は3枚。約90センチの高さになっていました。       ゆっくりと湯に浸かった後、家族と一緒に、宿泊棟の方に見学に行って      みました。ロビーには驚くほどたくさんの野の花や小枝が無造作に活けて      あります。すべて木の風合いを生かしたテーブルと椅子がゆったりと配置      され、奥にはボタニカルア−ト(植物画)の額が飾られた常設ギャラリー      が2部屋。亡くなられた直後に「南三陸の野草図鑑」(山と渓谷社)が出      版された和田今日子さんの原画が展示されているのです。       建物のわざとらしさはあるのですが、なんとなく懐かしい雰囲気もあり、      とてもゆっくりできました(有給休暇のせいかも。。)。       お湯は、上がった後すべすべになるお湯でした。データの通り、刺激は      そんなにありませんが、やや温泉の香りがします。盛岡からは45分と、      ちょっと遠い感じがしますが、国道45号線には家族連れで入れるレストラ      ンもたくさんあります。うちでは帰りに焼肉冷麺のヤマトに入り、満足し      ました。半日でものすごくゆとりのあるのんびりした気分になれました。                     文責:カジパ(1999年2月25日入湯)

●雫石高倉温泉 雫石プリンスホテル      
ホームページ  場 所:〒020-0593 岩手県岩手郡雫石町高倉温泉 雫石と言っても、国道46号線から岩手山方面にかなり入る。盛岡から行く      と、雫石を抜けてけっこう行ってから右折する感じ。盛岡から1時間半。  連絡先:tel:019-693-1111  泉 質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉      油臭がしたが、不明。  内 容:男女別露天風呂のみ  料 金:大人1000円 小人500円(6:00-9:00, 14:00-23:00)  特 徴:  感 想:写真ではとても広い露天風呂に見えたが、実はひさしのない部分は、すべて      普通の池。もちろん入れない。がっかり。      夜中に入ったのだが、石油の臭いがした。こういう臭いがする温泉もあるの      で、そんなもんかと思ったが、いろいろと未確認なので、今回はパス。      まあ、日帰りでわざわざ行く人もあまりいないような気がします。                       入湯日:2001年8月11日カジパ
●みやま荘(滝の上温泉)
鳥越の滝】【みやま荘
 場 所:住所聞いてくるのを忘れました。雫石町滝の上温泉で届くと思うけど。      玄武温泉を過ぎて網張温泉に上がる道の交差点を川沿いに直進する。      すぐに、3年前の地震で崩れた玄武洞がある。(というか、なくなっている)      道はとても良く、センターラインがあって、追い越しもできるくらい。      途中、葛根田(かっこんだ)地熱発電所への道と分かれて狭い道になる。      トンネルを抜けるとすぐに鳥越の滝があり、滝と滝つぼを上から眺めら      れる。しかもまわりでは白煙があちこちから上がっている。滝の上の広い      平らな場所に、滝の上温泉があり、みやま荘は左の山肌にある。      盛岡から46号線を通り、雫石を抜けたあたりで右に入る。合計50分。      途中迷うかもしれないので、46号線は看板が出るまで走ったほうが無難。  連絡先:電話:019-693-4381  泉 質:単純硫黄泉(硫化水素型)・弱酸性低張性温泉      泉温は74℃。pH5.6 成分総計0.077g/Kg(薄いなあ)  泉 源:第2鳥越湯  内 容:男女内風呂1ずつ。男性のほうは2m四方の湯船に3つのカラン。  料 金:大人300円、子ども150円。宿泊5800円〜(税別)、素泊まり3500円。      営業時間は、宿の人によると、これからは宿に泊まらないので、10時半      頃から4時頃までかなーということでした。これで十分ですよね。ここは。  特 徴:お湯がきれい。刺激性がなく、優しいお湯ですね。      滝の上温泉の中では、メニューが充実しているお宿だそうです。日帰りで      ちゃんと食事が取れるのはここくらい、だという噂。      温泉のお湯で茹でた蕎麦とホルモン料理が目玉です。      内風呂の窓から、雄大な紅葉が眺められます。その他周囲はブナの森。  感 想:道のいいのにびっくりしました。次に滝の上ってこんなに広いものなのか      と。滝の近くに軒を重ねてへばりついて、というのを想像していましたが、      全然。大型バスが停まれる広さの駐車場もあり、道は地熱発電所のおかげ      でトラックも通れます。ただし、地熱発電所を過ぎると道は狭くなり、      工事中も多くなります。なお、冬期は宿はお休み。11月26日にゲートが      閉じられ、関係者のみ通行できるようになりますが、そのうちに除雪が      されないので、誰も行けなくなるそうです。      みやま荘は質素な建物で、入るとまずテーブルが4つ。奥にこたつとテレ      ビ。そして厨房があります。風呂はその脇を通って左奥。2階が宿泊室で、      9部屋ありました。ストーブから離れると寒いです。防寒にご注意。      お湯は優しくて、飲むと甘い味がします。なんだか、昔、祖母の家の井戸      水を沸かして入ったお風呂のような懐かしい香りがしました。      滝の上温泉の周りはブナの森林です。ブナブナブナ。ちょっと紅葉のピー      クは過ぎていましたが、テレビで紹介された影響で、人がたくさん来てい      てびっくりしました。      ここの名物は蕎麦とホルモン料理。温泉のお湯で茹でた蕎麦は、ミネラル      成分のせいでしょうか、しっかりした歯ごたえでした。けっして見栄えが      いい訳ではありませんし、むしろ逆の風情ですが、それがまたいいのです。      蕎麦を洗うのはもちろん山の水です。体の中がきれいになっていくみたい。      ホルモン鍋は、関西出身の私にはちょっとしょっぱかったです。      一応、ゲートが閉まるまでは営業するようですが、宿泊客がなければ下に      降りるようですので、時間が不定期になります。まずは電話で確かめて下      さい。今までは宿の人は宿に泊まっていたので、急な宿泊にも対応できた      のだそうですが、そろそろ冬仕舞も重要な仕事ですから。                      文責:カジパ 2001年11月4日入湯                      文責:カジパ 2001年11月18日入湯
●石塚旅館(国見温泉 薬師の湯)  場 所:雫石町橋場竜川山1-5 盛岡インターより車で40分      国道46号線から山に入って7km登ります。  連絡先:019-624-3188(冬季:019-692-3355、石塚)  泉 質:含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉      pH7.1、Na:970.0、K:35.0、Mg:89.0、Ca:145.0、Cl:180.8、HS:54.9、      SO4:266.8、HCO3:2736.0。総成分量:4842mg/kg。泉温54.5℃。      濃いなあ。。。  料 金:お風呂のみ(大人)400円、小人200円(7:00-21:00)      自炊部一泊2600円(布団付き)宿泊7500-12000円。休憩900-1200円  特 徴:日本秘湯を守る会会員。創業200年。      男女内風呂が2つずつ。女性専用露天風呂1、混浴露天風呂1.  感 想:お湯は不透明な薄緑色でちょっと間違えばバスクリンのような感じ(笑)。      含有成分が濃いようで、湯舟の底に湯の花がたっぷり堆積している。      霧雨の中、ぬるめの露天風呂につかるのは最高に気持ち良かった。      花巻周辺のさらっとしたお湯に慣れちゃている私にとって、久々に温泉      らしい温泉に入ったような気がして嬉しかったのだが、家に帰ったら匂      いで一発でばれる。      父は「ゆっくりのんびりするには1人で」というポリシーなのだ、許せ      我が子よ(笑)。                          入湯日:1998.8.8「ごう」  カジパも行きました       実は、これを書くまでに2回行った。      よく雑誌で紹介されている四角いコンクリート製の湯船で、鉄パイプから      お湯がほとばしっているのは混浴露天風呂です。外の通路を歩いて行きます。      女性専用の露天風呂は周囲を木製の塀で囲まれていて、女性小内風呂から      続いているそうです。男性は、混浴露天風呂しかありませんが、小内風呂      の窓から、タオルを前に当てたまま露天風呂に走っている人もいます。      混浴露天風呂は、底に硫黄の結晶がたまっており、薄緑色をしていますが、      その他の大浴場も小浴場も、透明なグリーンで、水面に硫黄の結晶が浮いて      います。お湯は油臭がするので、常に窓を開けて換気をするよう、注意書き      があります。もちろん、掛け流しです。だいたい自家発電で、客室には      テレビがないというのに循環施設は作れないでしょう。(笑)                    入湯日:2002.6.1、8.13 カジパ

●橋場温泉  場 所:〒020-0582岩手県岩手郡雫石町大字橋場第1地割字坂本118-10      国道46号線沿いの道の駅「雫石あねっこ」内。  連絡先:tel:019-692-5577, FAX:019-691-2300  泉 質:pH8.6、泉温46.3℃、湧出量114.3L/分。       料 金:大人500円、小学生300円(9:00-21:00)(受付は20:30まで)      町民はそれぞれ100円安。幼児は無料。貸しタオルセット200円。  特 徴:和洋各1が日替わり?週替わり??(露天風呂あり)、特別浴室(?)      道の駅なので、産直、物産、軽食、レストランなどのコーナーが併設。      その他、蕎麦打ち体験施設、ハーブ園あり。  感 想:お湯はぬるぬる系で、なかなかよかった。良いお湯だと思います。      入った日はすごい混雑で、あまり見ていないので、また詳しい情報を載せ      たいと思います。また、Palmが壊れたので、データを無くしました。      すみません。                        入湯日:2002.5.3 カジパ